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大人の階段を上り続けて天国へ

「日々の木のもの1」、前半が終わったところです。

お越しいただきました皆様、ありがとうございました。

まだの方はお越しをお待ちしています。

2度、3度のお越しも大歓迎です。


さて、展示会は2年ぶり、島田美術館では2回目5年8か月振り。

5年前と比べて、力が入り過ぎない展示となっています。


展示の中心になっている木器は「木の動き」をコントロールせずに泳がせてそれに合わせて整えるグリーンウッドワークにトライしています。

木の動きをコントロールする技術が問われる家具とは大きく違うところに余裕を感じています。

まっすぐ作ったのにふちがフリルのようになっています。


木器のいくつかは鉄媒染を使って、そのままでも十分美しい木目なのに、染付しています。

コップは完売しました。


引き算を徹底していたこれまでには考えられなかった試みです。

私たちに何が起こったのか?

いろいろな出来事から成長した

大人の余裕の表れなのではないかと自ら捉えています。


染付の模様は「KONURE」木末と呼ぶことにしました。

ことり坂から見上げる空は小さい。

木末が侵食して空を埋めていく様子を木器に染付しています。

東京に空がないとチエコは言いますが

ことり坂の空はどうでしょう。

アプリを使ってデンマーク語で「私の小さな空」と訳すと「私の小さな天国」と同じ意味になりました。

美味しいご飯と自分にピッタリあった椅子があれば

そこは小さな天国だと日々思うのです。


もちろんきっちり引き算で作られたチェアも並んでいます。

加えてちょっぴり大人になった私たちをご覧あそばせ。


日々の木のもの1

6月10日まで

島田美術館 Dギャラリー



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